アマチュア無線コンテスト(オール群馬コンテスト等)におけるログ受付業務の効率化を目指し、ローカル環境(テスト環境)にてコンテストログの受付・自動検証システム(WordPressプラグイン)の実証実験を行いました。
本記事では、実際のローカル環境での検証目的と、自作プラグインによって実現した自動化の仕組みについてレポートします。

1. 実証実験の背景と目的
これまでのコンテストログ受付では、主にメールによるファイル提出が一般的でしたが、運営側には以下のような負担がありました。
- 多数届くメールからのログファイル回収や手動での仕分け作業
- 形式不備(日付の誤りやコールサイン欄への部門コード混入など)を目視でチェックする膨大な手間
- 受付済リストの手動作成・更新
これらの事務作業を劇的に簡素化・自動化できるかを検証するため、既存のウェブサイトや将来的な支部HPの更新時にも適用可能な「WordPressプラグイン形式」での実証実験をローカル環境にて実施しました。
2. 検証したシステムの主な機能
① 電子ファイル&テキスト直接貼り付け対応の3ステップフォーム
参加者が迷わず提出できるよう、以下の流れを構築しました。
- ログ指定・入力:
.txt、.log、.em形式のファイルアップロード、または直接テキスト貼り付けの双方に対応。 - 確認・検証: 提出前にシステムがJARL電子ログの構文をその場で自動解析。
- 送信完了: データベースへの安全な記録。
② 自動バリデーションによる不備検知
プログラム側でJARL電子ログ形式を厳密にチェックします。
- 必須タグやメールアドレスの形式確認。
- コールサインの不正検知: コールサイン欄にスペースや部門コードなどが誤って混入していないかを正規表現でチェックし、エラーとして警告。
- ログシートの日付(
YYYY-MM-DD)や時刻(HH:MM)、RSTレポートの整合性確認。
③ 受付一覧の自動化と新着順表示
参加者が提出を完了すると、フロント側の「コンテスト受付一覧」が自動で更新されます。現在の受付済局数や、すべての提出データが新着順に並んだリストがリアルタイムに反映される仕組みを検証しました。
3. ローカル環境での実証実験の結果
今回のローカルテストでは、実際に想定される入力ミスを含んだデータを用いてテストを行いました。
- スムーズな動作の確認: 90局分のテストデータを用いた運用テストにおいて、データベースへの登録や受付リストの自動更新が正常に行われることを確認しました。
- 不備の自動キャッチ: 日付のフォーマット崩れや、コールサイン欄への部門コード混入といったエラーがシステム側で正確に検知され、管理者画面および確認画面で把握できることを実証できました。
- 事務局作業の省力化の確証: 従来手作業で行っていたファイル整理や不備チェックが自動化されるため、事務受付にかかる労力を大幅に削減できる見込みが得られました。
4. まとめ
今回のローカル環境での実証実験を通じて、WordPressプラグインを活用したコンテストログの自動受付・検証システムが、将来的な運用において非常に有効な手段であることが確認できました。
今後は、今回の検証結果をもとにさらにブラッシュアップを重ね、アマチュア無線コンテストのデジタル化と運営事務の効率化を進めてまいります。

コメント